年齢の自己認識と他者認識の話
少し前に衆院議員が「50歳と14歳が性交したら捕まるのはおかしい」という旨の発言をして問題になっていましたね。
そのニュースを見てふと思ったのが実年齢と精神年齢の乖離についてでした。
この3ヶ月、夫と楽しく「ドラゴン桜2」を見ていたのですが、どうも夫の捉え方と自分の捉え方が違うような気がしていましたが、上手く言葉にできず少し歯がゆく感じていました。
そして、第9回を見ている時に夫が
「俺ももう1回テスト受けたらこんな感じなんかなー」と言った時にすとんと落ちた気がしました。
私は初回からずっと、高校生視点というよりは高校生たちの親目線に近いような形でドラマを楽しんでいて、
(「ナノさんが高校生になる頃はテストの形式とかもまた変わるのかなぁ」)とか思っていたんですが、夫は
「自分が高校生なら」という視点で終始見ていて、なおかつ自分の年齢的にもまだ高校生に近い感覚を持っていたようです。
確かに我々夫婦はアラサーなので、実年齢は高校生の親より高校生に近いですが、高校生は未成年で我々は成人であるという大きな違いがあります。
「俺がこのクラスやったらやっぱりまりちゃん狙うかなぁ」などと夫は言っていましたが、実際に高校生に手を出したら捕まるわけですし、そもそも自分が高校生にとって魅力的に見えるかどうかという視点がないのも疑問に思います。
ドラマの感想にいちいち目くじらを立てなくても…と思う方もいるかもしれませんが、私が夫の精神年齢に疑問を抱いたきっかけとなったのがドラマというだけで、夫は「出勤途中によく見る女子高校生がいて結構可愛い」などと普通に世間話として話をしてきます。
さすがに成人してもうすぐ10年が経とうとしているのに未だにその感覚はちょっとなぁ…と思ったので、「自分では高校生と同じ感覚だと思っていても高校生側が、あなたが同じ感覚を持っていると感じるかはわからないよ」と話すと、少し考えるきっかけとなったようです。