毒親育ちの子育て日記 nano's diary

毒親育ち(夫婦の)妻の子育て日記です。

毒親という言葉

 

ブログタイトルにしちゃってるのにこういうこと書くのは矛盾かな…と思いつつ最近気になっているので記事にします。

 

毒親と虐待親の境界線が曖昧すぎる

 

もともと毒親って子どもに悪影響を及ぼす親を表す言葉のはずなんですが、毒親育ち系のエッセイや漫画、ネット記事を読むと「いやもうそれは虐待を受けてますよ…」ってなる人がめちゃくちゃ多いんですよね。

 

どちらも家の中の事で民事不介入とされることは多いのですが、明らかな虐待とされる暴力、食事や風呂を与えない、生活に必要な物を与えない買わせないなどを日常的に受けていた方が「毒親育ち」と言うのは逆に虐待を容認してしまわないかと不安になることがあります。

 

私の場合は食事を与えない、暴言を吐かれるといった虐待がメインだったので立証が難しかったのですが、妹の場合はアレルギー診断が降りたので司法や役所も動いてくれました(まぁここまで証拠がないと動いてくれないのもどうかと思いますが)

 

しかし親のやっていることは私に対しても妹に対しても変わらないんですよね…。

 

 

また、夫も自分の親を毒親だと認識しています。夫の場合は、弟と歳が近く両親の関心が弟に行きがちで自分は祖父母に預けられることが多かったこと。幼い頃から頭の回転が早かったため、親を論破ししまうことが多々ありそれに対して両親は生意気だと怒鳴りつけるだけでどんどん両親との距離が開いてしまい、和解の糸口をなくしてしまった(と夫は思っていた)ことなどを理由としてあげています。

夫の中で決定的だったのはナノさんが生まれた後で、夫が実家を出たときのことを義母が

「自分の更年期とM(夫)の反抗期が重なってしまってかまってあげられなかった」と私に説明してきたことだったそうです。

親子の溝はそんなに浅いものではなかったはずなのに、他人(私)に対して義母が良く見えるようさも美談のように話してきたのが許せないと。

 

夫は物心ついた時から今まで散々親に傷つけられてきて、今でも埋めることののできていない部分があるのですが、だからといって両親を法で裁くことはできないんですよね。

 

この法の狭間というか、グレーな位置を「毒親」と称しているんでしょうね。

 

少し前に、夫の友人から両親との関係で悩んでいるという相談を受けたときにふと思ったのが、毒親は子どもを所有物としか見ていないのではないかということです。

 

普段は関心がないから放っておかれるのに、何か失敗をした時だけ執拗に責めてくる。